私は、おゆるし道祖神跡への、金属スクラップヤード建設を阻止するには、常総市も千葉市と同様の「屋外再生資源物保管に関する条例」を制定するしかない、と判断し、常総市議会に、早期に条例制定の請願書を提出した。しかし、20名いる議員で、請願に賛成してくれるのは、3名程度しかいないということが分かった。
どうも、茨城県が条例をつくるので、常総市が作る必要はないという意見のようだ。
茨城県の条例では、金属スクラップヤードは人家からの距離の規制がないのだ。
これでは、だめだ。千葉市や境町も袖ヶ浦市、さいたま市のように、人家から100メートル以内には、金属スクラップヤードは作ってはいけないという項目がないと、住民はまもれない。
そこで、各議員に電話して、支持を依頼しようとしたが、ほとんどの議員は、電話にでないのだ。
しかたがないので、現在開かれている12月議会を聴講しに行き、市会議員が廊下に出てきたときにつかまえて、請願に反対する意見を直接聞くことにした。
めぼしい、議員に議事堂の廊下で、私の請願に賛成するよう声をかけたが、
茨城県の条例には賛成だが、私の請願には賛成しかねるとどの議員もいうのだ。
おもな理由は、請願の説明書に個別の会社名が書かれているのが問題であるや、
12月中に決めるのは無理であるや、議員の所属している派閥が賛成していないなどである。
要は、住民が現在困っていることは、個別問題なので、住民自らが解決しなければいけないという、突き放した態度なのである。
常総市の周りの、市、町が続々と、住宅からの距離規定のある条例を制定していっているのに、常総市はみずから条例を制定しようとしない議員が多いのだ。
それでは、市長は常総市みずから金属スクラップヤード条例をもうけることについてどうかんがえているのだろうか。
これに、ついて、議会で、市の条例制定推進派の議員が質問した。
つづく。